例年ですと、残暑が激しい9月の初めに、お天気が悪く涼しかったせいか、今年は秋が早くやってきたような気がします。
そのせいか、普段はお彼岸の頃にきっちり咲く彼岸花(曼殊沙華)が、今年はちょっと早く咲きすぎちゃったみたいです。
未だお彼岸が来ないのに、満開を過ぎてしまっていますね。
花は、季節の移ろいを教えてくれます。花火のような形の曼殊沙華を見ると、「もうお彼岸なんだ、やっぱり秋の風だな。」なんて思えるんです。
そして、香りで秋の訪れを知らせてくれるのが、金木犀(きんもくせい)の花です。
あの香りは誰もが知っている秋の香りですよね。
かつて、家の近所に金木犀が生垣になっているお宅がありました。かなり離れていても、香ってきたものでした。
三年前に、そのお宅がなくあり、新たに家が建ち、金木犀の生垣はなくなってしまいました。
寂しかったです。
然し、先日、家の近くを歩いていると、金木犀の香りがするのです。
探してみても、見当たりません。
よくよく見ると、テニス場のフェンスの向こう側に小さな金木犀の木がありました。
こんな小さな木でも主張するんだなあと、嬉しくなりました。
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